損する世代を作る政治に立ち向かう。そんな思いを抱いて議員になりました。それから12年。教育・子育て・医療福祉などといった未来に投資する政策を、市民の皆さまや関係者の方々の意見を伺い、提案し、少しずつ形にすることができました。しかし、コロナ禍が世界を襲う中、今までとは全く異なる新しい発想が求められています。伊丹が将来にわたり住みよいまちであり続けるためには、時代に合わないやり方を変えられる兵庫、そして、コロナ禍が落ち着いた後に必要な政策を進められる兵庫からの、力強い支援が欠かせません。
感染症対策、未来人材への重点投資、戦略的な観光政策、大阪府をはじめ近隣府県との連携など、ウィズコロナの時代を生き抜く政策は、今すぐ実施しなければならないものです。一方で、これまでの人間関係などさまざまな要因から旧態依然とした手法を好む議員も多く、平行線のまま前に進まない議論もたくさんありました。大きな方針転換には、強い反発がともないます。先の兵庫県知事選挙では、特にそれを実感させられました。ただ、批判や反対を恐れていては、根本の問題を解決することは決してできません。たとえ、お世話になった方々と袂を分かつことになっても、当初抱いた信念を貫くべきだと決断し、行動した4年間でした。
結果的には兵庫県知事をはじめいろんな関係者とともに政策を実現することができました。年に4回、議会ごとに必ず、政策を詳細に書いた県政報告を発行し、全戸配布を続けてきました。また、県の政治を伝えるために、駅や商業施設前などで、街頭活動を続けてきました。新しい若手の後輩議員や政治家志望者も増え、政策提案や情報発信といった政務活動について刺激を受ける機会をたくさんいただけるようになりました。地元・伊丹市や周辺の地域に還元できる、成果のある県政が進められたと感じています。
私は、伊丹市を関西で住みたいまちナンバーワンにしたい。4年前、政策チラシにそう書きました。その思いは今でも全く変わっていません。そのために必要な政策を、引き続き兵庫県に働きかけます。いただいた任期、タイムリミットを決めて、一日一日全力で行動し、実現する政治を貫いていきます。